Shin blog

メニュー 閉じる

Author: Shinichiro (page 1 of 2)

α7 Eマウントに旧Nikkorレンズ シフト&ティルトマウントアダプター

手持ちのSony α7RⅢに、これも以前から手元にあるAI Nikkorの数本を使うためにシフト&ティルトマウントアダプターを手に入れました。RAYQUALのNFG-SαEアダプターは以前から使っていて、品質性能とも満足していたが、レンズをティルトさせることでピント領域をコントロールするのが主な目的でFotodiox Pro TLT ROKR – Tilt / Shift Lens Mount Adapter  NIK(G)-SN Eを選びました。

このアダプターは左右に10mmずつ、トータル20mmのシフトと10度のティルトが可能で30度毎にクリックのある360度の回転を内蔵。GタイプのNikkorを使うための絞りコントロールの目立つ青色リング付きです。Fotodioxでは『要求の厳しいプロのための強化されたクラフトマンシップと高耐久性の構造』、『限定2年間のメーカー保証』と言っている。Fotodioxに直接オーダーして10日で届き、価格は$199.95(約¥21,000)送料込みで約¥25,000でした。

下のスライドショーは撮像面(Cモスセンサーやフィルム面、図ではグレイの垂直線)に対してレンズティルトを行なった場合、レンズの光軸線の動きを個人的にイメージして作ったもので、一般的にビューカメラ(4×5判など)ではレンズの光学的芯のあたり(絞り機構の位置あたり)を中心にしてティルトを行いますが、マウントアダプターにおけるティルトはレンズの光学的芯よりもずっと後方にズレたあたりを中心にしてティルトが行われます。(レンズ構成断面図はNikkor-H AUTO 50mm F2からの引用)

このようにマウントアダプターによるレンズティルトではレンズの中心からズレた部分を使う事になると思い、解像度や結像状態に疑問と不安がありましたが、かなり絞り込んで(f8以上)使う事もあり実際の使用では問題ないことがわかりました。(4×5判カメラなどではティルト角度が30度近くある場合があるが、このアダプターは10度までで許容範囲を読んだ設定かも知れない)

国内ではこの手のマウントアダプターはKIPONのTILT&SHIFT NIK-NEX が使われるケースが多いようだが、シフトは左右に15mm、ティルトは12度と言うことでプレートが左右に出っ張り少々大きいし、レンズを付けた状態では一体感が今ひとつと言う感じ。TLT ROKR – Tilt / Shift はシフト左右に10mmだがNikkorレンズの外径より若干太い感じもするが一体感とおさまりが良いと思う。(トップの写真参照)

下のスライドショーはカメラにマウントした状態での左右10mmずつのスライドで、ガタや緩みもなくスムースに動きます。ガイドの上にあるレバーは1mm単位でノッチがあり細かくコントロールでき、押し込んだ状態ではスッと動き、内面反射防止処理も行われています。

Zoom Nikkor 35~70mm 1:3.5

Zoom-NIKKOR 35~70 1:3.5

Zoom-NIKKOR 35~70 1:3.5

このZoom-NIKKOR 35~70mm 1:3.5レンズはF3時代(1981年)に手に入れたもので最近はほとんど使うことがなかったレンズですが、その作りと性能の良さは解っていたので TLT ROKR – Tilt / Shiftアダプターと一緒に現役復帰です。35~70mmは二倍ズームでしかありませんが、特別な条件を除きほとんどがこの範囲で十分であり、アウトドアでの撮影もこの範囲で撮影していることに、このレンズを使い始めて再確認でした。

Zoom-NIKKOR 35~70 1:3.5はどの焦点距離でも単焦点レンズにひけをとらないシャープでしっかりした描画が得られ、昨今のズームレンズのように全長が伸びたりする事なく内部でレンズ群が微妙に動き焦点距離を変化させています。70mm時のみマクロ機能があり35cmまで寄れるが70mm以下では最短撮影距離70cmは少々残念。

この35~70mmはフィルム時代のレンズなのでデジタル処理に関した種々のデータがないので歪曲収差、像面湾曲、非点収差、周辺減光など見るために35、50、70mmにて簡単なテストをしました。絞りはf11でチャートを撮影しましたが歪曲収差、像面湾曲はわずかで補正の必要はあまりないようで、優れたレンズ設計がなされています。イメージサークルテストで35mm時はギリギリの結果が出たように四隅に周辺減光が僅かにあります。下はその結果画像のスライドショーです。

35mmレンズのイメージサークルテスト

レンズをティルト&シフトして撮影する際に重要なのはそのイメージサークル(使用可能な円形の結像面のサイズ)の大きさで、中判(6×6)や大判(4×5)レンズはイメージサークル表記があるものが多いが、35mmレンズのイメージサークルは専用という事もあり基本的に公表されていない。一部TSレンズは表記あるものもあるが。(CanonのTS-Eシリーズは67.2mm、流石に高価だけのことはある)特にシフトはレンズの中心軸が大幅に移動するので余裕のあるイメージサークルが必要となる。SONYにはまだEマウントのTSレンズのラインナップがないが、NikonやCanonで焦点距離の違う三本のTSレンズを揃えたらとてつもなく高価な買い物になってしまう。(ただし、上記で書いたようにレンズ設計時にティルト&シフトの機構を組み込む構造なので光学的中心軸の位置などは考慮されものになっている)その点、35mm一眼レフの普通のレンズをティルト&シフトレンズに変換できるアダプターはコストパフォーマンス抜群ではないだろうか。

下の図は各レンズを最大絞りf22にして実際にシフトさせカメラ液晶モニターで目視で確認したおおよそのデータを元に作図したものです。真ん中のグレイの方形が36mm×24mmの所謂35mmフルサイズです。

 

Zoom-NIKKOR 35~70 1:3.5は約55mm時に最大のイメージサークルとなりTLT ROKR – Tilt / Shiftアダプターで最大限(左右に10mmずつ)シフト可能で(図の赤丸部分)35mm時(図の黒丸部分)はほぼギリギリでわずかなシフトでも画像のケラれが隅に発生します。その他、手持のAF NIKKOR 35mm 1:2D、AI NIKKOR 50mm 1:1.4、AF-S NIKKOR 14~24mm 1:2.8 G EDもテストし、結果がほぼつかめ何れにしても35mm用レンズは35mmフルサイズフォーマットに対して若干の余裕ある程度のイメージサークルで作られていて35mm用のレンズを使い大きくシフトする場合など、例えば建物やインテリア撮影時はAPS-Cサイズフォーマットで行うのが無理なく良い結果が出ると思います。この結果は事前にある程度予想していたので最大(左右に15mmずつ)シフト可能なKIPONのTILT&SHIFT NIK-NEXは35mm用のレンズ使用では少々オーバースペックで価格も3万円前後すること、及びカメラにレンズ共々装着したハンドリングと全体のバランスなど考慮してFotodiox Pro TLT ROKR – Tilt / Shiftアダプターの購入となった訳です。

最後に撮影した写真を紹介します。

下のスライドショー二枚の写真は長野県富士見町の入傘山、大阿原湿原で早朝に撮影、Zoom-NIKKOR 35~70 1:3.5使用で絞りはf8~f11、ピント煽り(ティルト)を効かせることで無理なく手前から奥まで自然にシャープな描写ができていると思います。(35mmフルサイズのレンズでは最小絞りで回析現象が起きピントが甘くなる場合が多いのでティルトを効かせてピント面を調整します)

下の写真は、同じく大阿原湿原で早朝に撮影、Zoom-NIKKOR 35~70 1:3.5使用で焦点距離は約60mm、絞りはf8でアダプターの左右シフトをフルに使い2カット撮影してつなぎパノラマとしたもので、カメラパンニングではなくレンズシフトなので違和感なく自然につながったと思います。

朝の湿原パノラマ写真

朝の湿原パノラマ

Sony α7シリーズの 電源対策

Sony α7シリーズのカメラを使うようになってから、その電源バッテリーが通常使用で全くもたない。最初に手に入れたα7ⅡはNP-FW50リチュームバッテリーで、これは以前からSonyにあるAPS-CフォーマットのNEXシリーズ、その後のαシリーズなどに使われていたバッテリーで35mmフルサイズのミラーレス一眼となったα7シリーズの電力消費量に対しては適切な選択ではなかったようだ。
ミラーレス一眼はそれまでのデジタル一眼レフと違い、主要機能は全て電力を必要としている。さらに手ブレ補正、高速連写、AFの駆動や制御、HDや4Kのムービー撮影機能など、それらを一度機に使うわけではないが、7.2V 1020mAhのFW50では仕事で使えるレベルではない。その後α7RⅢなどが発売となった時期にNP-FZ100 7.2V 2280mAhリチュームバッテリーとなり電力の持ちはかなり改善されたが、それでも仕事で長時間にわたっての使用には心許ない状態だ。
FW50とFZ100は7.2Vの電圧は同一だが、サイズが全く違うので互換性はなくFW50を使うカメラには対応できないのも残念としか言いようがない。バッテリーを複数個用意して取り替えれば良いと思うが、その間電源が落ちることになることや、純正バッテリーはかなり高価であること、NPA-MQZ1Kと言うマルチバッテリーアダプターキットもあるがこれもまたかなりの高価(4本のNP-FZ100を積んでいてかなり大きい)・・・

外部電源3タイプ

用意した外部電源3タイプ

そんな訳で内蔵バッテリーに頼らない外部電源供給の用意が必要となる。外部電源は現在手元に3種類あり、最初はα7Ⅱ用にSony AC-PW20 AC100vを手に入れた。これはDC7.6V 2.0A出力のスイッチングACアダプターとFW-50対応のDCカプラーがセットになったものでスタジオなどAC100Vのある環境で使用する。電源部とDCカプラーはDCジャックコネクターで切り離せるように改造してある。(電源コードも含め上の写真左側)その後CASE RELAY FW50対応DCカプラー付きを入手。これはAC100Vのない野外などでモバイルバッテリーを繋ぎ長時間のカメラ使用を可能にするものでムービー撮影には必需品。CASE RELAYは本体にリチュームバッテリーを内蔵していてモバイルバッテリー交換時も電力供給が途切れることがないとしているが、この内蔵バッテリーが劣化してくると不具合が出る事がある。(上の写真右側の上)比較的最近になってAC-FZ100パワーバンクusbケーブル+NP-FZ100をAmazonから約3,900円で入手した。その第一の目的はα7RⅢの長時間使用、これはAC100vのusb電源アダプターがセットになっていてそれを使わない時はモバイルバッテリーのusbから電力供給できる仕組みになっている。(上の写真右側の下と下の写真)usbの電圧は5V程度なので7〜8ボルトに上げる回路が途中に入っている構造。ただし昇圧するためモバイルバッテリーの容量は20000mAh以上ないと不安定になる可能性あり。それはどう言う事かと言うとモバイルバッテリーのusb出力電圧は基本5vだが電流が低いことがあり、2アンペア以上の電流を必要とするようだ。同梱の説明書には推奨の対応モバイルバッテリーがいくつか紹介されていた。

NP-FZ100 DCカプラー

AC-FZ100パワーバンクusbケーブル+NP-FZ100

3種のDCカプラー

3種のDCカプラー同一ジャックに統一

上の写真はカメラのバッテリー室に差し込むDCカプラー3種類で左からSony製FW50タイプ、中央はCASE RELAY FW50対応DCカプラー、右がAC-FZ100パワーバンク付属のFZ100対応DCカプラー、Sony製のみケーブルを途中切断して標準DCジャックコネクター(内径2.1mm 外径5.5mm センターピン+)を繋ぎ、全て同一規格にして電源供給の汎用性を確保した。(SonyだけでなくCanonやNikonもバッテリー電圧(電源電圧)はDC7〜7.5Vで電流も1.5〜2Aくらいでほぼ同じ)これでSony AC-PW20をα7RⅢでも使用可能となる。

DCカプラー内部

DCカプラー内部、内蔵チップの違い

カメラのリチュームバッテリー接続端子をよく見ると3〜4ピンあるが電力供給だけであれば2ピンでOKのはず。残量表示などデータを送るためのピンが追加されている。上のDCカプラー内部写真を参照。ソニー純正とそうでないものはチップ構造が違い、カメラ側に送るデータにも違いが出る。AC-PW20を使用時ソニー純正のDCカプラー装着ではカメラ起動時の最初から電池残量表示は表示されない。同様にCASE RELAY FW50対応DCカプラーではカメラ起動時に電池残量表示は52%と表示され、その後表示は消えカメラは継続して使える状態になる。そのように純正品でない中華製などのDCカプラーやリチューム互換バッテリーはチップ構造が違うので、たとえ電力容量がキッチリあったとしてもカメラの電池残量表示はあまり当てにしない方が良いと思う。

Sony α9 α7RⅢ α7ⅢなどNP-FZ100バッテリーを使うカメラで外部電源を検討しているのであればAC-FZ100パワーバンクusbケーブル+NP-FZ100を使うのがコストパフォーマンスは高いと思う。まだ使い始めて日が浅いので耐久性などについては検証できていない。耐久性や不具合があれば、その時点で追記する予定です。

iPhone、iPadをカメラモニターに!! Accsoon CineEye

Accsoon CineEye & Sony a7r3

知り合いの映像制作ディレクターから「良いものがある」との事でAccsoon CineEyeを使うようになりました。以前からそうですがデジタル一眼で撮影の際に写真撮影ではファインダーを主に使いますが、全体の構図を確認したり種々の設定を行う時、液晶モニターを使いますがほとんどのカメラは3インチ程度の大きさで私としてはとても小さく決して見易いとは言えません。(歳のせいもあり老眼ですから余計に)また、この液晶モニターは可動式になっていて角度調整などできますが、その可動範囲も限られカメラ本体から外す事はできず使い勝手が良いとは思えません。カメラを縦位置で構え極端なローアングルやハイアングルにした時にはファインダーも背面液晶モニター役に立たなくなります。特にムービー撮影時は5インチ以上のサイズで任意の場所に取り付け撮影画面全体をしっかり確認できる外部モニターが必須になります。

以前からSony a7シリーズを使っている事もありHDMI接続のSony CLM-V55 を使っていましたが、解像度、輝度ともに低く使い勝手は今一つと言ったところで、突然起動しなくなり修理は基盤交換で15,000円ほどかかると見積もりが出て、使用を諦めました。(CLM-FHD5と言うS-Log用Lut内蔵、解像度1920×1080の新型もありますが・・・)

仕事でムービーの撮影を行う場合、見やすいモニターは必須ですが映像シーンを複数の人間で(ディレクター、エディター、クライアントなど)共有する必要もあり、iPhne、iPad、その他モバイルデバイスは普及して所持している人も多いのでそれらを活用すれば別途モニターを用意する必要もなくAccsoon CineEyeはローコストでその環境を作り出すコンパクトで秀れたHDMIトランスミッタだと思います。

Accsoon CineEye 本体とiPhoneフォルダー

Accsoon CineEyeと自作iPhoneフルダー

Accsoon CineEye本体と自作のiPhoneフォルダーです。本体はクレジットカードとほぼ同等のサイズ90×63mmで厚みは21mm、バッテリー内蔵で175g、5G WiFiで電波到達距離は100メートル(障害物なしメーカーの表記)4台のデバイスで同時モニタリング可能としています。HDMI入力は1080p/720p/480p及び60~23.9fpsと言ったスペックです。バッテリーの持ちは3.5時間で表面にある4個のLEDで残量表示し側面にあるUSBタイプCポートから充電、給電します。(USB-C/Aの充電ケーブル、HDMIケーブル3タイプは本体に付属)WiFi接続で問題となる映像転送の遅延ですが60ミリ秒(メーカーの表記)と僅かでムービー撮影でも今のところ問題なしで使っています。Accsoon CineEye本体はAmazonから26,800円で購入、カメラシューマウント用Soonwellのミニボールヘッドは”ギフト”で付いてきたものです。自作のiPhoneフォルダーはAmazonから購入した「2WAYスマートフォン・iPhone携帯ホルダー」一個397円を2mm厚のアルミ板に二箇所穴を開けCineEye本体と一緒にカメラマウント可能にした物です。

最近AccsoonからCineEye Airという更に小型で軽量なモデルが発売されています。バッテリーが内蔵されていないのでUSBタイプCで外部給電仕様、3台のデバイスで同時モニタリング可能と発表されていて100gをきる軽さで価格も15,000円程度ですからプライベートでの使用などはCineEye Airで十分かなと思います。

Accsoon アプリ

上の写真はAccsoonのアプリインストールApp Storeの画面です。(Google PlayでもOK)このアプリをスマホなど各デバイスにインストールしてからCineEye本体の左側面にある電源ボタンを入れます。表面にあるA文字のようなイルミネーターが赤に変われば電波発信しています。次にスマホなど各デバイスのWiFi設定からCineEyeのWiFiに切り替えます。最初はパスワードを要求されるので12345678と入力すれば繋がります。その後Accsoonのアプリを立ち上げ、上の写真の下の欄にあるようにCineEyeのページヘスワイプして進み画面下のボタンをタップしてMonitorを選びスタートします。(デバイスにより表示が少し違うかも知れませんが・・・)Accsoonではジンバルなどの商品もありこのアプリはそれらのコントロールにも対応しているようです。

CineEye 各種設定画面

最後にCineEyeモニター設定画面に付いて。撮影時に邪魔であればモニター中央をタップすればこの設定パネルは消えます。またこのパネルは主にムービー用設定なのでスチール撮影時に必要なものはFocus、Histogram位でしょうか。また映像制作に携わっている方には今更の感ありますが、少々説明します。

Waveform・映像は、輝度と色でその表現を行います。この二つをグラフで数値化し、波形として可視化したものが「ウェーブフォーム」です。白が飛びすぎていないか、黒がつぶれすぎていないか、等を判断するときに使います。

Gray・これはその名の通り彩度無しのグレイスケール表示用です。

RGB・これはRGBの各チャンネルを個別に表示する時に使います。

Focus・これはフォーカスピーキングで色とそのレベルを変更可能です。この機能はカメラにも内蔵されているものも多いのでご存知と思います。ピント合わせ用です。

False・これはフォールスカラーでモニター画面内の輝度を色に変換して表したもので画面左サイドに表示されているカラーバーに対応していて、主に露出をコントロールする時に使います。

Zebra・設定した輝度レベルの部分をゼブラパターンで表示する機能です。明るさ調整の目安に使用します。狙った被写体がどれくらいの明るさで写るのかをゼブラ機能の設定を使って確認します。白とびを防いで撮影したい場合有効な機能です。

Lut・“Look Up Table”は、あるカラースペースから別のカラースペースへの変換に用いられ、カスタムLUTは好みのルックでプレビューしたり、撮影現場でカメラモニター用に直接グレーディングするのに用いられるもので、SonyのS-logなどで収録中はそのままモニターすると非常に眠く薄いグレイのような見え方になりLutを当て見え方を補正しモニタリングします。Accsoonのアプリ初期バージョンではLut項目に何も入っていない(後から自身で読み込んで入れる)状態で最新バージョンにはCanon Log2、Fujifilm F-Log、Sony SLog3三種いずれも709相当のLutファイルが既に内蔵されているので最新バージョンをインストールすることをお勧めします。

More・一番右にあるMoreボタンはまさにモアでタップすると画面上右側にオーバーレイで種々の詳細設定画面が現れます。部分拡大など有用な機能や設定が数多く詰まっています。画面タップで出たり消えたりするので便利です。

このAccsoon CineEyeを使い始めてまだ日が浅いのでその耐久性や内蔵バッテリーの劣化の程度はわかりません。バッテリーの持ちはもう少し増やし5時間程度行けると良いのですが、小型化で難しい部分かも知れません。(長時間に及ぶ場合は給電しながら使っています)iPhoneとiPadで使いますが、iPhoneの場合表示画面はカメラ液晶より大きいですが設定画面が邪魔になるので必要な時にだけ表示させています。また、電波の到達距離は100mと言うことですが、これもテストしていないので・・・20〜30mは全く問題ないです。本体は電波発信機なので動作中は多少温度が上がります。野外で日中使用するときはデバイス側の輝度調整で輝度を上げたり、簡単な遮光フードがあると便利だと思います。


カメラの外部モニターを検討中で、スマホやモバイルデバイスを既にお持ちであれば、このAccsoon CineEyeを導入するのがローコストで良い結果が可能と思い記事を書きました。1Kmも届くHDMI/SDIトランスミッタも業務用機器として種々ありますが高価で本体も大きく(アンテナも含めて)バッテリーも別途必要で・・・。このAccsoon CineEye、中華製という部分が若干気になりますが、撮影時に使う種々の機材で最近比較的ローコストで使い勝手が良く考えられていて品質も悪くない物が深圳あたりから多く出てきています。発想とか着眼点が新しく良いのではないかと思います。ワールドワイドの環境で物創りや発想が古く観念的で、今一つ寂しい日本国内の企業が大いに気になる昨今です。

Leipzig Hauptbahnhof ライプツィヒ中央駅

No,1 Leipzig Hauptbahnhof 2019.10

ドイツのライプツィヒ中央駅を再び訪れました。以前に来た時にその佇まいがとても印象的でした。ヨ-ロッパでは、列車が行き止まりになる構造の駅(頭端式駅)がまだ多く存在します。ライプツィヒ中央駅はその頭端式駅の中ではヨーロッパ最大と言われています。日本では昔の上野駅が同様の成り立ちで、旅に出るとき、また旅から戻るときこの頭端式鉄道駅は旅情と言うか、その感覚がとても印象的です。

資料によると1909年に建設を開始して1915年に開業と言いますから105年前から今に続く訳で、多くのヨーロッパの中央駅が戦火で消失した中でライプツィヒ中央駅は建設当初の素晴らしい造りを今に伝えてくれます。

No,2 Leipzig Hauptbahnhof 2012.9

上の写真は右端のプラットホームで昔の蒸気機関車や客車が展示され、横には駐車場まで併設されています。見事な鉄骨構造の骨組みと板張りの天井、磨き込まれたホームの床が魅力的です。プラットホームには誰でも自由に出入りできます。駅のプラットホームは列車に乗り降りする人のためだけにあるのではなく送り迎えの人達も利用します。以前シュツッガルトの駅で(ここも頭端式駅)バラの一凛を後ろ手に持った若者を発見しました。到着した列車から降りた女性に手渡し抱擁していました。印象に残るシーンでしたが、駅の施設は誰でも自由に出入りできる必要があると思います。

No,3 Leipzig Hauptbahnhof 1912.9

上の写真は左端の工事中のプラットホームから横方向に構内を撮影したもので、現代の建築には無いアーチ状の複雑な鉄骨構造と板張りの天井が美しく見えました。

No,4 Leipzig Hauptbahnhof 2019.10

No,5 Leipzig Hauptbahnhof 2019.10

上の写真二点は最初の写真のエントランスホールから続くプラットホーム手前の広い通路?です。石貼りの大きなアーチが印象的です。地下に続く二層のショッピングモールは後に改築して作られたもので、こちらに降りると時間軸が急に現代と言う感じで面白いです。

No,6 Leipzig Hauptbahnhof 2019.10

上の写真は線路側から駅建物を見たところです。まだ全体が画角に入っていませんが(これで半分くらい)飛行機の格納庫ようなアーチ構造とその広さ、大きさが見えると思います。

ライプツィヒ中央駅は正面の建物自体も魅力があり、また昔ながらの待合室も良い雰囲気なので機会があればまた訪れて撮影したいと思うところです。

写真No,1、No,4~No,6はα7R3/Super Wide-Heliar 15mm、写真No,2、No,3はNikonD800E/24mm(ズーム)での撮影です。

ターンテーブル再生 “マブチモーター”

久しぶりにレコードを再生しようとしたがターンテーブルが回らない。以前にも回転が不安定なこともあり、ついに完全に壊れてしまったようだ。ターンテーブルはテクニクスSP-12と言うダイレクトドライブタイプで、1974年発売のものですでに45年前の製品なので修理は不可能とあきらめ使えるしっかりした金属製の構造部材のみ使用して、以前から使っているサエクのトーンアームやMCカートリッジ(DENON-DL103など)、昇圧トランスなどはそのまま使用してローコストでベルトドライブのターンテーブルとして蘇らせる作業に取りかかりました。
最近テクニクスよりSP-10R(DDターンテーブル)が発売され80万円の???プライスタグが付いています。SP-12も当時¥45,800でしたが・・・

昔から集めたLPレコードもそこそこの枚数があり、中にはCD化されていないものも多く、それらを高音質のデジタルデータ(DSD)として保存し気軽に楽しむことが目的です。
ダイレクトドライブターンテーブルは多少の構造の違いはあれ、プラッターないしハブの中に直接モーターを組み込みコントロールユニットで回転制御を行うものでその基盤の素子(コンデンサーやダイオードなど)に何らかの劣化や接触不良が起こると制御できなくなり、専門家でないと修理も難しく、そもそも一般家電製品の電子基板の耐久性はあまり長くないように思います。修理なども基板ごと交換で国内製品は8年くらいしかアフタケアパーツを保持しません。(数年保てば良いと言うような使い捨て商品が多いと思います)ダイレクトドライブターンテーブルのモーターは必然的に低速回転でどんなに多極化しても回転のコッキングがあり、モーター別体でベルトドライブや糸ドライブにした方が回転も滑らかで振動などからも有利となりメンテナンス性も上がり、長年の使用に耐えられるものになると思います。

DC12vモータで回す!!
ターンテーブルの回転駆動モーターは一般的に交流のシンクロナスモーターを使うことが多いようですが、安く仕上げるため手元にあった壊れたテープデッキの小型DC12vモータを利用して(廃品利用)、回転が高いのとトルクがあまりないよう感じたのでギヤを組み込み1/4に減速し同時にトルクアップを狙い試作しました。ギアを組み込むことでギヤノイズが出ます。またDCブラシモーターもパルスノイズ発生がありコンデンサーをモーターに直付けしてそれらが音楽信号に影響しないよう上手く遮断する必要があります。

DC12vモーター試作と本番

この試作モーターにパルス回転制御を加えてテストした結果、回転速度は33.1/3でまあ安定しますが、レコード盤に針を落とすとその瞬間回転がブレて不安定になることが判明。これはモーターの回転数をだいぶ落としていることとトルク不足による事が判明。トルクの高いRS-755 DC12v 無負荷回転5,600rpm(マブチタイプ)¥1,330を購入し組み替えて問題なしとなり、モーターユニットがベルトのテンションでも動くことないようにナマリのプレートで十分な重量になるよう組み上げました。またモーターとギヤの振動を床に伝えないようゲルとゴムマットの二重構造インシュレーターで支える構造です。マブチモーターと言うと模型用の安価で小さなものをイメージされる方も多いと思いますが、DCモーターとして産業用途で相当多くの種類があり自動車関連用途は12ボルト仕様です。回転数も種々ありますがトルクの高いものはドリルにそのまま使えるような物もあります。

構造上モーターユニットをターンテーブル本体の外側に置かず内側でハブとゴムベルトで駆動するためターンテーブル本体に接触しないよう切り欠きを大きくしてフロート状態にしています。なお、使用したゴムベルトは「カセットデッキ修理パーツ平ベルト」と言うものでTECHSPACHブランドで予備を入れて2本アマゾンより購入420×2で¥840円でした。ちなみにゴムベルトで連結されているハブには内部に多極のモーター回転子が組み込まれていましたが、それも必要ないので取り払いました。同じくハブ内にあるリングマグネットは接着されていて重量もあるので取り外ししないでそのまま使っています。

組み込んだモーターとSP-12のハブ

DCモーターの回転制御
ターンテーブルの要は振動やノイズの影響を受けず一定速で滑らかに回ることにつきます。簡単なようでこれが実に難しい。最近レコードが見直され一時姿を消したレコードプレイヤーが商品化され色々なメーカーから発売されるようになり、中には数百万円する驚くような回転精度を出しているハイエンド製品もあります。そう言った意味からすればDC12vブラシモーターでターンテーブル駆動は論外の意見もありでしょうが、ありもの利用のローコスト再生が目的なので・・・
DCモーターの回転制御はパルス変調方式のユニットで行います。今回は「PWM基板モジュール スピードコントローラー 無段階速度制御 0-5V PLC DC6V-90V 15A 1000W ONKYOU」と言うものをアマゾンで購入(¥1,490円)

DCモーター回転制御と電源スイッチ ボリュームは別物

この基板モジュールで問題が一つ、付属のボリュームBカーブ100kオームはごく一般的回転角度で安価なものなので俗に言うガリもあり安定した微調節ができないことが判明。秋月電子通商のヘリカルポテンションメーター(ヘリポット)100kオーム10回転型¥700円を購入し入れ替えました。電源供給は手持ちにいくつかあるACスウィチングアダプターの中から12ボルト5アンペアのものを使っています。

付属のボリュームと秋月電子のヘリポット

完成したローコスト再生プレイヤー

SP-12のターンテーブルプラッターは外周に回転数監視のストロボスコープドットパターンが刻まれているので百均ショップで買ったLED豆電球をすぐ横に配して再生中に監視していますが重めのレコードスタビライザーを乗せても、針の上げ下ろしをしても安定して回転しています。モーターのギヤユニットからのノイズは噛み合わせを微調整しても若干出ていますが、カートリッジから出力された信号には全く影響ありません。audio-technicaのインシュレーターも以前からあるもの利用で、今回は5,000円以内でターンテーブル再生できました。
レコードからのデジタル収録にはコルグのDS-DAC-10Rを使っています。DSDデータはアナログレコードに刻まれた豊かな情報量を再現できるようで気に入っています。

Sony α7Ⅱ と引き伸ばしレンズ-02 FUJINON-EX 1:5.6 90mm マクロ仕様

Sony α7ⅡとFUJINON-EX 90mmマクロ

Sony α7Ⅱをベースに引き伸ばしレンズFUJINON-EX 90mmでマクロレンズを組み上げました。以前から80〜90mmクラスのレンズでマクロ領域も可能な質の良いレンズをいろいろと検討していました。Micro-NIKKOR 105mmは昔から所持し使っていますが、105mmは場合によってちょっと長いと感じる時もあり、80〜90mmクラスの画角がよりオールラウンドと思ったからです。Sony α7シリーズ用にも純正の90mmがあり、またタムロンのSP90mmなども魅力ありますが、そこそこの値段しますし、重く大きいと感じます。僕がα7を使い始めた理由は何よりコンパクトなことが一番の理由ですから大きく重いレンズはNOです。手元にある引き伸ばしレンズFUJINON-EP 90mmを使うことを考え、オーバーホールしバルサム剥がし再接着も行いましたが長年の保管状態が良くなかった所為かクリアな状態に戻せなかったため諦め、(レンズ製造組み立ては全くの素人なので)ヤフオクで非常に良い状態のFUJINON-EX 90mmを手に入れました。

引き伸ばしレンズは本来の使用目的から考えても近接撮影に向いたレンズ設計がなされていると思います。(引き伸ばし機に装着してレンズからネガ面、印画紙面の距離を考えると通常数センチから数十センチ、大伸ばしでも印画紙面まで1メートル程度です)もちろん撮影レンズとして使う場合は無限遠でも問題ないと思いますが。それと引き伸ばしレンズの一番の魅力は軽く小さいことです。鏡胴やヘリコイドもなしのレンズ群と絞りのみで、いろいろ改造アレンジしてもやはりコンパクトで軽く仕上がります。(AFだとかブレ補正機構とか一切ありませんが・・・)

引き伸ばしレンズは一つ難点があります。それは明るさで一般的には開放絞りが5.6程度で撮影レンズとしては暗い方でしょう。紙のように薄く浅いピントと極端なボケは期待できません。僕の場合は普段からある程度絞り込んで撮影することの方が多いので問題なしですが。

FUJINON-EX90mm・Rodagon150mmとマクロ用ヘリコイド

レンズ2本と最大に伸ばしたヘリコイドのマウント側

伸びしろのあるヘリコイドを用意したので(Pixco M52-M42/36-90)以前から所有していたRodagon 150mmも同時に望遠マクロとして使えるように改造しました。(このRodagon 150mmに関してはまた時間があればレポートしたいと思います)二本の長焦点引き伸ばしレンズを撮影レンズとして使う為、ヘリコイドユニットは供用したいので手元にあったNikonのレンズマウントを使用してヘリコイドはそのままカメラマウントでレンズのみ交換可能にしました。ヘリコイドのカメラマウント側はEマウント、レンズマウント側はNikonマウントと言う仕様です。

用意したヘリコイドを一番縮めた状態で無限遠にフランジバックを調整する為使った鏡胴パーツ(延長筒)は友人から譲り受けたNikonの望遠鏡のアタッチメントパーツをカットしたりして使用しています。(Nikonの望遠鏡パーツは現在民生用として販売されていません。BORGなど専業メーカーには多くのオプションパーツがあります)望遠鏡パーツはM52とかM42のネジが切ってある場合が多く改造使用時に便利なところです。取り付け部分(マウント部分)をうまく作れればただのアルミパイプなどでも製作可能ですが。

Fujiの資料よりスペックを転記します。
EBCフジノンEX 90mm 1:5.6/本製品は、生産終了いたしました。
焦点距離(mm):90/口径比(F):5.6/レンズ構成(群-枚):6-6
包括角度(開放):58/最大適用画面寸法(開放・mm):56×84
最小絞り(F):32/設計基準率倍率:×7/使用倍率範囲:×1.5~×15
色消波長域(nm):380~700/歪曲(%):-0.06/焦点距離設計値(mm):91.9
鏡胴外径(mm):54/フランジ取付ネジ:39 P=1/26″/鏡胴長(mm):40
フランジフォーカス(mm):82.1/バックフォーカス(mm):74.8
第2主点とフランジ面の距離(mm):9.9/主点間隔(mm):-2.3
全長(mm):40/重量(g):95

ここで注目なのはまず単体重量95グラム!!です。非常に軽量、EXシリーズはEPにつづきFujiの最後の引き伸ばしレンズでEPまでは主に金属製でしたがEXでは樹脂パーツを使用し軽量化されています。そして名称は「EBCフジノン」となっています。昔Fujiの大判レンズを良く使用していましたがEBCフジノンがありました。富士フィルムの資料によれば『FUJIFILMのレンズは”EBC”の文字がクレジットされているものがある。これは”Electron Beam Coating”の略で、多層反射防止コートがレンズに施されていることを表している。レンズと空気の屈折率(INDEX)の差から生まれる光の反射を防ぎ、描写性能を高めるためのテクノロジーである。』とあります。このブログにも書いていますがFjinon EP 50mm F3.5も撮影レンズとして使っています。確かにこのEX90mmの方が色転びがなくニュートラルで抜けの良い感じがします。

もう一つ僕が注目したのは『最大適用画面寸法(開放・mm):56×84』の部分です。引き伸ばしレンズで90mmクラスは対するネガサイズが6×7もしくは6×8ですから、レンズで言うところのイメージサークルが絞り開放で80mmあると言うところです。これは自作ビューカメラでアオリやシフトがこの小さなレンズで十分使えるスペックと言うところです。

FUJINON-EX90mmを撮影レンズとする為に

上の写真はEX-90mm(フィルターネジ径46mm)を撮影レンズとして使うためのヘリコイドを除いた構成パーツでNikon BR-2リングはフィルター径52mmのレンズをリバース接続(レンズをひっくり返して使う)で使うためのリングで写真では見えない下側に52mmのネジが切ってあります。BR-2リングの上方にある52mmメスネジ付きのフランジバック調整リングの一方に42mmアダプターをかませたEX-90mmを取り付けます。また野外での撮影時のために46-52アダプターと52mmレンズプロテクトフィルター、52mm径のアルミフードを用意しました。長焦点や望遠系のレンズはクリアな画像を得るため余分な光をカットするフードは必需品です。携帯時にはフードをレンズ本体に被せてコンパクトにするため内側に黒のフエルト布を貼っています。

FUJINON-EX90mm 周辺減光と湾曲撮影テスト

絞り開放でのレンズテスト撮影。Fujiの発表スペック通り、周辺減光、湾曲ともほとんど0です。(もっとも90mmクラスは焦点距離も長いので35mmフルサイズでは周辺減光は少ない筈ですが)

スタジオにてデンファレ撮影 ISO500 f22 1/50sec.

上の写真、Nikonのスピードライト(レンズ先端装着用のMACRO SPEEDLIGHT SB-21、かなり以前のものです)とLEDを使い撮影しました。深いピントが欲しいためf22ですが小絞りボケ(解析現象)や色収差、パープルやグリーンのフリンジは見られず、極めてクリーンな描画をします。また十分にシャープですが柔らかい階調を持った自然な写りも良いと感じました。

リンフォフボードに装着

スタジオでの撮影ではリンフォフボードにマウントして自作のビューカメラ(当ブログでも紹介している)にて撮影することが多いです。十分な大きさのイメージサークルがあるのでビューカメラ用にも最適と思います。レンズ自体非常にコンパクトで軽量なのも魅力です。

夕暮れ時の自転車2台 ISO100 f8 1.3sec

夕暮れ時間、窓越しに2台の自転車を撮りました。ほの暗い時間帯のやわらかな光の感じが自然に捉えられた気がします。またこのレンズで撮影し、気に入ったものがあれば追々写真を追加していきます。

最後に、

Sony α7シリーズが登場してから引き伸ばしレンズを撮影レンズとして使う方も増えたと思います。引き伸ばしレンズ自体現行品はわずかで、ほとんどがかなり以前に製造されたもので、中古品として安く出回っていますから(大半が数千円台)入手しやすいです。古いものでも状態さえ良ければレンズの基本性能は決して悪いものではありません。撮影レンズに転用する場合重要なのはヘリイドの選定と鏡胴の作りがとても重要です。ヘリイドと鏡胴を含めたレンズ本体の内面反射を徹底的に抑え込む処理がレンズフードと同様に必要になります。市販の撮影用レンズではこの辺は徹底して行われています。今回使うことにしたヘリイド(Pixco M52-M42/36-90)は最大に伸ばすと90mmあります。内径の小さなものは内部反射も強くなりやすいので太めのM52を使いました。伸び代が大きいと言うことは内部の摺動部分も大きくここは黒のアルマイト処理されていますが、まだ反射はあります。摺動部分以外は黒のウールペーパーを貼り、細かなところはリキテックスのJET BLACKで塗りつぶしました。仕上がったレンズユニットを光にかざしてレンズマウント面から覗き込み鏡胴内部が真っ暗なのが理想的です。

デジタルカメラの撮像素子CMOSはフィルムに比べて極めて平らな表面で鏡のように強い光があたれば反射もします。レンズから入ってきた光を撮像素子面のみに届くように、他の余分な光はカットしてしまうのが理想ですが、なかなか難しいところです。古い引き伸ばしレンズであっても曇りやホコリがなくクリアな状態であればフードを使い鏡胴内部の反射対策など行うことでコントラストのあるしっかりした画像を得ることができると思います。

Sony a7 Handmade view camera_改良編

リアスタンダード改造

Sony α7シリーズの使用をベースにビューカメラを自作した件はこのブログに書きましたが、フロント部分(レンズを載せるフロントスタンダード)はリンフォフの機構をそのまま移植した形なので精度、操作性、耐久性など問題なかったのですが、リヤのカメラ本体を載せる土台となる(リヤスタンダード)部分はアオリ機構(スィング)は最初から諦めていましたが、左右と上下にスライドする機構は(ライズ、フォール、左右シフト)最低限必要なので、アルミ部材で自作しましたが強度、耐久性、操作性、精度などに使っていて問題があり、まず左右スライドするベースの外側部材の噛み込み部分の部材を少し大きくして強度を上げ揺れやガタが出ないよう調整し、ストッパーネジも新たに作り組み込みました。

上下にカメラ本体をスライドさせる部分はスムースに動き可動範囲も十分にあり、なおかつどの位置でも確実にズレがなくカッチリ止まる必要があり、アルカスイス規格のクックリリースクランプとプレートを使う事にしました。

sunwayFOTOのDDC-60Lクランプ(長さ60mmのノブタイプ)をベースにネジ固定し、それにDPG-76プレート(長さ76mm)を挟み込みスライド固定する仕様です 。

DPG-76プレートとカメラマウント

プレートは不要分をカットしてカメラプレートの下側を受けるアルミ製の刃を作り二本のネジで固定、カメラプレートの下側を斜めに切り落とし刃の部分に差し込み上方でネジ固定して一体化させる構造です。(DPG-76プレートの溝幅とカメラプレートの幅をピッタリ合わせてあるので一本のネジで強固に一体化できます)
これで他の種類のカメラ本体をマウントする必要がある時もカメラプレートのみ用意すればOKとなり、精度、操作性、強度も上がり、小型view cameraとしてより実用性も上がり安心して使えるものになりました。実用上問題なく動かせる範囲は上下35mm~40mm、左右シフトはそれぞれ30mmありますが使用するレンズのイメージサークルを考えると、それぞれ半分くらいあれば十分な気もしますが・・・

動きのスライドショー

Sony α7シリーズをベースにビューカメラを自作した件はこのブログに書きましたが、今回はカメラをマウントするリアのスタンダード部分の改良なので、前回はフロント部の動きを主に紹介しましたが、後ろ側(カメラ側)から見た動きの変化をスライドショーでご覧下さい。各動きは約2Cm位ですが4×5判のレンズなどでは十分にカバーできる範囲です。残念ながらリアのスゥイングやティルトは構造が複雑になり精密な工作機械も必要になるので、まだ実装していませんが今後の課題です・・・??

 

Quick-set ハスキー雲台・改造復活

Quick-set ハイボーイ雲台

記憶にないので定かではないけれど40年以上Quick-setハスキー三脚(4段仕様はハイボーイと言う名称でした)を使い続けてきた。しかしこの15年近くはほとんど使うことなく機材の棚に眠ったままで、ジッツオのカーボン三脚がメインになっていた。最近のカーボン三脚は非常に軽く携行が楽で、足の伸び縮みもクィック操作可能で使い勝手は極めて良くなってきています。(アルミの三脚は冬場、冷え切って手が凍り付く感じで、カーボンは冷えないのが良い)三脚は載せるカメラや撮影状況に応じて複数所持し運用していますが、雲台に関してはサイズや重量も含め、なめらかに動き確実に止まりなおかつ載せるカメラサイズや重量に対して幅広く対応可能なものがなかなか見当たらない。
デジタルカメラ、それも35mm一眼タイプになってからは小型でかさばらないボール雲台も数種使っていますが、ボール雲台は結局カメラ本体またはレンズを手で支えながらの操作になり、微妙な調整や動きに難があり、パン棒の付いた従来のスリーウェイ雲台の方が操作に安定感があり理想的な気がします。(パン棒は長さがあり回転の中心から離れて滑らかな操作可能で固定締め付けのトルクコントロールもしやすい)
Quick-setのハスキー雲台がこの手のオーソドックスな雲台の中で最も使い勝手が良く強度や耐久性にも優れていることは理解していたので、ほとんどお蔵入りのハイボーイ本体から雲台のみ取り外して使うことにしました。最近の三脚は足の部分と雲台が別パーツになっているものがほとんどだが、Quick-set三脚はエレベーターシャフトと雲台は一体化されたシンプルな構造。(この雲台の良さが見直されたせいか最近では雲台のみの販売も行われています。新規購入の方はこちらをどうぞ・・・)

エレベータシャフトから頭部分を分離切り離し

切り離す前によく観察すると、雲台のセンターシャフト基部とエレベーターシャフトは内部でネジ固定されているようだが、とても硬く外すのが困難なので継ぎ目あたりでカット。内部ネジ固定は緩まないように接着剤で固めてあったので、接着剤を剥がしパイプネジ内側に回転用の切り込みを入れネジ部を外して保管。(使う事ないが万が一戻す時に必要)ゴムリングとスプリングワシャーはエレベーターシャフトが下まで下がった時の衝撃吸収ストッパーのパーツです。

センターシャフトと回転ドラム

単独の雲台として使用するためセンターシャフトに3/8wインチ(太ネジ)のジョイントナット長さ5センチをアルミ丸パイプをかませて打ち込み、三方からネジで完全固定。さらに雲台を回転させた時にネジの頭が当たらないように研磨した。このセンターシャフトとそれを受ける回転ドラムはスチール製でメッキ処理されている。回転ドラムは十分な厚みがあり耐久性と強度、スムースな動きを可能にしている。
上の写真から解るようにセンターシャフトの回転固定は背面が回転ドラムの内側で支えられたアルミ製の二個の駒が左右からテーパー状に挟み込み締め上げる構造で、横ぶれなどなくスッと確実に回転を抑え込む優れた構造になっている。

Quick-set 雲台の全パーツ

上の写真が雲台のパーツ全てで、本体と言うかフレーム本体はアルミ鋳造品で表面の仕上げなどあまり気にしないアメリカ製らしいラフなものだが長年の使用で塗装が剥げ落ちていたので再塗装しました。写真では下向きになっているトッププレート部分は大きいカメラを載せるため長細くなっていたので1センチほどカット。側面部分も妙な台形をヤスリで垂直に整え、カメラを止めるネジ穴もほぼ中心に揃えて3/8wであけ直しました。

Quick-set 回転止め部分

メッキ処理されたスチール製の肉厚回転ドラムが収まるリング状の部分ですが、操作棒(パン棒)の先端に真鍮製の斜めにカットされた駒が見えます。これがパン棒を少し回転するだけでテーパー状にスライドして回転ドラム外周に当り、がたつきもなくスッと確実に回転を止める構造になっています。金属の剛性と性質を巧みに利用したCuick-setの物作りには感心するところありです。
50年近く昔の製品でアルミのメッキ部分に多少剥がれがある程度で壊れた部分やへたりや摩耗は皆無、これは当時の直輸入品ですが現在は国産化さてパーツ供給も問題ないようです。フリーの状態でスムースに微妙な動きが可能でそのままブレもズレもなくスッと確実に強力固定できる、なおかつ相当な重量級の機材でも難なくこなせる雲台を探している方は是非一度このQuick-setを試してみる価値あると思います。(当時のトレードマーク赤い矢印は今はないようですが国産のハスキー雲台で商品化されています)

ハスキー雲台に興味ある方が多いようで、色々ご意見いただきました。改良刷新して便利に使用していますが、種々の三脚ないしカメラスタンドに取り付ける部分の説明がなかったので追記します。まずはそのコンパクトでシンプルな構成をGITZO G1371Mと比較したのが下の写真です。

改造ハスキー雲台とGITZO G1371M

上の写真「センターシャフトと回転ドラム」でお分かりのようにセンターシャフトにW3/8インチのジョイントナット長さが50mmの物を頭を7mmばかり残し円筒形に削り(ナットの角を取る)密着度を高めるためアルミパイプを噛ませて打ち込みました。硬い木製の台座ワッシャー(厚み8mm)を噛ませて三脚などに固定します。三脚などの雲台取り付けネジは一般的に大ネジと言われるW3/8インチ(約9.5mm)が標準的なのでこれで問題なしです。

三脚など取り付け詳細

Tonality 単なるモノクロ変換ソフトではない。

Macphun Software(US)のTonality(トナリティー)と言うソフトの紹介と使いかたを少々レポートします。Macphun Software(現在はSkylum)はMac用の写真編集ソフトを色々出しているのでご存知の方もあるでしょう。Tonalityはモノクロ変換だけでなくカラーデータにおいても使い込んでいけるソフトです。仕事や個人的にもよく使うソフトでコントロールしやすく、かなり追い込んだ作業も出来るので自分の写真が「今一つ」と思われている方は使ってみては如何でしょうか。
Adobe LightroomやCapture OneそしてPhotoshopなどでもモノクロ変換やエフェクト処理ができますが、微妙な追い込みがやりにくかったり手間と時間がかかったりします。NIKのSilver Efex Proと比べても扱えるファイルタイプが多くシュミレーションが早く秀逸なので直感的に作業が進められます。

Skylum Tonality 

概要説明
上の写真から概要を説明します。一番上はメニューバーでファイル操作や拡大、処理前後の比較ボタンが並んでいます。メイン画面には読み込まれた写真が表示され右横にツールバー、ツールバーの一番下にプリセットがあり各種のプリセットがセレクトできます。上の写真はプリセットでBasicを選んでいるのでそのシュミレーション結果のサムネイルが横並びに表示されクリックすれば即座にメイン画像に適応されます。必要ない場合はプリセットボタンで閉じればウィンドを大きく使えます。プリセットは数種あり好みでいろいろ選べますが僕はあまり使わずツールバーから直接操作することが多いです。プリセットテーマと絵柄を見ればなんとなく想像できるのも良いです。使い始めの初期にはプリセットで好みのものを選び、その状態でツールバーの内容を見るとどんな感じで設定されているか解りますから操作の習得には良い方法と思います。
ツールバーには上からレイヤー、色温度、トーン、透明度&構造、カラーフィルターなど13項目が並んでいてそれぞれ閉じたり開いたり出来ます。開くと項目ごとにスライダーボタンがあるので画像を見ながら直感的な操作が可能です。機能的にはLightroomやPhotoshopとほぼ同様の動きをするのでで迷うことはあまりないと思います。カラーフィルター、レイヤー、透明度&構造、グローについてはTonality独特の部分があるので後述します。
カラーフィルター
「単なるモノクロ変換ソフトではない。」と書きましたがカラー画像の編集操作も可能です。左の図はツールのカラーフィルターを展開した状態ですが、その中の彩度ボタンを選ぶと全て「0」になっていますがこれは元の画像の彩度を全て0にしてモノクロ表示にしていると言う事です。これを全て100%にすれば元のカラー画像を各ツールでコントロールが可能になります。(もちろん好みに応じて輝度と彩度を調整しても良いでしょう)このように輝度と彩度を調整する事でカラーからモノクロ、微妙なカラーエフェクト処理が可能になり、僕はカラー画像であっても最終的処理にTonalityを使う事が多いのはこの辺の事情によります。カラーフィルターツールの一番上に並ぶ6個の四角い色の付いたボタンは輝度調整のプリセットです。
レイヤー
Tonalityの特徴はこのレイヤーツールにもあります。Photoshopなどと同じようにレイヤーツールの+ボタンから複数枚のレイヤー構造が可能でそれぞれのレイヤーに個別調整結果を保持出来ます。また各レイヤーは透明度が0〜100%まで設定可能です。またベースレイヤーには適応できませんが新たに作ったレイヤーに対しては「ソフトライト」「オーバレイ」「乗算」等のレイヤースタイルが適応できます。このレイヤーは一番上のメニューバーにあるブラシマスクツールを使うことで微妙な部分調整が可能となり、基本はモノクロである部分はカラー、またある部分はトーニング処理などと自在にイメージコントロールできます。Photoshopのレイヤーマスクと同様の感じです。
ブラシマスクツールを選択すると上のようなマスク設定が開きここからマスクの表示や反転、ブラシサイズなどコントロールできます。マスクを消したり修正する時にはoptionキーでマイナスのブラシになります。
透明度&構造
透明度&構造の透明度スライダーはLightroomやPhotoshopの「カスミの除去」に似た機能で、構造スライダーはLightroomの「明瞭度」Capture Oneでは「クラリティー」とほぼ同様の働きをします。微細な画像構造スライダーはまさに適応範囲を細かく設定した構造スライダーです。(適応範囲の広いシャープマスクのようでもあります)他のツールにもありますが、メインのスライダーボタンと対になってアダプティブ、スマート、プロテクションなどのスライダーボタンがあり、かなりの調整幅があります。(アルゴリズムはよくわかりませんが効果は独特です)
グロー
グロースライダーボタンは独特です。まさに輝き調整ボタンですが、画像やその構成要素で効果的であったりそれ程でもなかったりします。画像全体にかけるよりレイヤーとマスクを併用して部分的に使うと効果的であったりします。メインの「量」スライダーボタンに「スムーズ」と「閾値」調整ボタンがあり、これもまた相当微妙な追い込みが可能です。

まとめ
モノクロ写真はフィルム時代には単純にモノクロネガフィルムで撮影すればそれでOKでした。後は暗室作業があるだけで。今や大半がデジタルカメラで撮像素子にはカラーフィルターが組み込まれ、出てくるデータはRGBのカラーデータです。最近の撮像素子は高画素で画像演算ソフトも進化してビット深度(ダイナミックレンジ)も深く、特にRAWデータとしてカラー撮影した写真は幅広い階調を持っています。それをそのまま彩度だけ0としてモノクロ化するとなんとも眠い締りのない写真になります。(モノクロネガで撮影、プリントしたものは階調の幅はずっと狭いものです)

デジタルカラー写真から気持ち良い白黒写真を作り出すのは上記の理由などで相当の調整が必要になり、さらに個人の感性や嗜好も様々ですから、かなりクリティカルな操作も必要となります。種々現像ソフトやPhotoshopなどがモノクロ変換のプリセットを用意している理由はその辺にあると思いますが、モノクロ変換に的を絞った専用ソフトを使った方がより直感的な操作ができ効率的だと思います。モノクロ変換やフィルムシュミレーションに特化したソフトはNIKのSilver Efex Pro、DxO FilmPack、TonalityなどPhotoshopのプラグインがあり機能もそれぞれですが、高機能でハンドリングの良いTonalityをメインに使っています。
TonalityはMac App Storeから出ている(¥1,800)もので十分ですがプラグインやPhotoshopから直接psdファイルを開くなど、より使い込みたい場合はmacphun.com.LLCからフルバージョン版(約¥6,000)を入手した方が良いかもしれません。

現在macphun.comはskylum.comに名称変更しています。https://skylum.com/tonalityでアクセスできます。

α7ⅡとHELIAR 40mm F2.8

SONY α7Ⅱ & HELIAR 40mm F2.8  撮影 自作ビューカメラ+NikonD800E+Grandagon-N90mm f22

SONY α7ⅡでCOSINAのHELIAR 40mm F2.8を使っています。この一風変わったレンズをレポートします。
このレンズを手に入れたきっかけは当ブログでも紹介していますが、HELIAR 15mmを使うために購入したVM-E Close Focus Adapterが手元にあったので、ヘリコイドもなくレンズ構成に絞りだけ付け沈胴式を採用し(非常にコンパクトに収まります)単体では価格もこなれているので購入しました。上の写真は撮影状態に沈胴式を引き出した状態ですが、45度くらい回転させロックを外して押し込み収納するとレンズ先端はカメラグリップより若干でっぱる程度でパンケーキレンズ同様です。

撮影 自作ビューカメラ+α7Ⅱ+Planar2.8/80 f11

上の写真はレンズ単体を沈胴させた状態の前面と裏面です。価格から想像できないくらいの金属製の素晴らしい造りこみでシャンペンゴールドのニッケルメッキは独特の雰囲気でさすがにCOSINAと感心します。プレートの左右に立ち上がるピンはアダプターに脱着するときの取っ手になります。
以前からある沈胴式のレンズではライカのエルマー50mmなどありますが、このHELIARは40mmと言うちょっと中途半端な焦点距離のように思いますが、使ってみて解ることですが何気なく自然にみている視野に近い感じで、50mmだと少し狙い込んだ画角になり、35mmだと意識的に少し広角で40mmはごく素直な感じがします。(この辺は個人差があるとも思いますが)外観はかなり趣味的な感じのするレンズですが、描画は極めてまっとうでCOSINA独特の色ノリの良いしっかりした現代的な描画でシャープな写りをしますが決して硬くならないところが魅力です。

駒沢公園駅 f5.6 ISO200 1/10 手持ち撮影

上の写真は地下鉄駅の工事中の壁ですが、湾曲収差などほとんどなく骨太のしっかりした描画であることがお分かり頂けると思います。(画像処理で少しコントラストなど上げていますが)この写真はf5.6あたりで撮っていますが、僕は理由がない限り絞り開放でボケを使うことはしません。このレンズもf8を中心にして使っています。唯一気になる部分はギリギリ四隅の描画が少し甘いことです。(このレンズ、沈胴式を採用したコンパクトサイズでは無理な要求かもしれませんが)フィルムカメラで使った場合はほとんど気になることはないと思いますが。

上の写真は湾曲収差と周辺光量のテストシュートです。絞りf8でJPEG撮影、レンズ補正なしの素のままですが湾曲もほとんどなく(若干糸巻き傾向ですが)周辺光量落ちもほんのわずかで、日常十分に使える性能を持っています。

SONY α7でマニュアル撮影に慣れていて、いつもバッグなどに入れて持ち歩きたい人には40mmと言う焦点距離、沈胴式のコンパクトさなど最適なレンズと思います。ソニー純正レンズではないのでレンズ情報が記録されないのでソニーカメラapp「レンズ補正」を併用して使っています。

 

© 2020 Shin blog. All rights reserved.

テーマの著者 Anders Norén.